The Busの支払いの方法が2021年7月1日より変更になりました。
今回はHOLOカードの取得とバスに乗る際の注意点について紹介したいと思います。
料金は変わらず一回の乗車に付き大人(18歳以上) $2.75 ・子供(6歳〜17歳)$1.25 ・ 幼児(5歳以下、大人1人に付き1人無料)
今迄はバス乗車時に$5,50を支払えば紙の一日乗り放題券がもらえましたが、紙での発行が廃止されました。これまで通り現金での乗車も可能ですが乗車毎にお金を支払う事になります。4回乗る場合$2,75×4=$11が必要となります。
日本でSuicaを使った事があります。ハワイでもこの様な機能性や利便性のあるカードがあればと常々思っていました。嬉しい事にハワイでも7月1日よりICカード(HOLOカード)が導入されました。カードは全部で6種類あります。ADULT用のHOLOカードはワイキキやアラモアナセンターで購入できます。ADULT以外は特定の場所まで行き、身分証明書等で確認する等の手続きが必要になります。HOLOカードは1枚で二人分を払う事は出来ませんので各自必要となります。
公式サイトholocard.netで入手先の検索やアカウントの登録が出来ます。
それではワイキキのABCストアー/アラモアナのFoodland/カリヒ・トランジットセンターの3店舗での入手例をご紹介します。
ABCストアーで取得の場合(一部の店舗のみ取り扱い)
ABCはレジで対応します。HOLOカード自体は無料だそうですがカードのみを希望しても渡してないそうです。HOLOカードの購入を伝えると「いくらチャージしますか」と尋ねられます。支払いは現金のみの対応なので今回は20ドルにしました。残高が少なくなった場合は販売している所で追加する事も出来ます。
Foodlandで取得の場合 (クレジットカードを利用したい方)
Foodlandはカスタマー・サービスで対応しています。もちろんカードに現金でチャージし購入も出来ますが、今回はHOLOカードのみを無料でもらいました。後でWEBサイトを利用しクレジットカードで入金する事も可能です。
カリヒ・トランジットセンター
発行している6種類すべてのカードが現金・クレジットカードで$2,75〜$200まで購入できます。
ADULT以外の5つのカードは購入の際、特定の証明書や身分証明書(ID)が必要になり、名前、顔写真が印字されます。(バスの乗車時に身分証明書の提示を求められるケースもあります。)
カードが入手できたらWEBでアカウントの登録をします。メールアドレス・名前・住所・4桁の暗証番号・パスワードを入力します。ログインすると残高照合、追加金の手続きが出来、紛失した際の保証もあるそうです。
それではバスに乗ってみましょう。
バス停に止まるバスの番号が表示されているので確認して乗車してください。
前方のドアから乗車します。降りる方が優先ですのですべての方が降りてから乗車してください。
HOLOカードの場合は前方に設置されている専用パネルにHOLIカードをタップします。(降車時はタップは不要です。)一日に2回以上乗れば自動的に1DAY PASS扱いになります。7月現在は$5.50が上限となり、それ以降の乗車は無料となります。
現金の場合は運転席横に設置されている料金箱へお金を投入してください。紙幣は紙幣用の挿入口、硬貨は硬貨用の投入口があります。お釣りは出ません。
降りたいバス停が近づいたら、窓枠に下がっているヒモを引くか赤いボタン(STOP)を押して運転手に知らせます。(STOP REQUESTEDの文字が表示されます。)
降りる際は前と中央のドアどちらからでも出来ますが、自動では開かないので黄色の部分をご自身で押して開けてください。余裕があったら後に続いて降りる方のためにドアを押さえておいてあげましょう。
将来は現在建設中の鉄道の運賃も支払う事が出来るそうです。一部でバス停と鉄道の駅をつなぐ歩道橋も建設中です。
ご注意事項
1)事前にバス番号、運行ルート、バス停の場所をよく確認しておきましょう。
時刻表はありますが、日本と違って遅れるのは日常茶飯事です。土地勘がなかったりするとバスが時間に来なかったりすると想像以上に心細く感じます。目的地へ向かう路線や最寄りのバス停の場所、現時点のバスの走行位置などが検索できる無料のアプリ(DaBus2)等があります。Google Mapではバス停やバス番号も検索出来ます。
2)日中の明るい時間帯に乗車しましょう。治安の良くない場所や人通りのない場所は乗り降りを避けましょう。
3)荷物には気を付けてください。スリにあわない様に注意してください。
4)前方には優先席があります。空いていたら座ってもかまいませんが優先席を必要とした人が乗ってきたら必ず譲ってください。
5)荷物は膝にのる程度の物しか持ち込めません。大きなスーツケース等の持ち込みは出来ません。
6)ホノルル市の条例でバスの中で飲食は禁止されています。
7)携帯等は消音モードにしてください。
これまで私はバスに乗る際、小銭を持ち合わせてなかったりして不便に感じていました。観光客の方も慣れない硬貨を使ったり、買い物の荷物があったり、お子さま連れの場合等はお金の出し入れがとても大変だったのではないでしょうか。これからはHOLOカードで乗車時の不便さが解消されます。
HOLOカードの入手や登録は思いのほかスムーズに出来ました。実際に乗車もためしてみましたが、カードをタップするだけでしたので一番のストレスだった小銭の心配する事なく乗れて満足でした。ハワイにいらっしゃった際、HOLOカードを試してみたい方はぜひ参考にしてください。
マイ (2021年7月12日)