ホノルルのダウンタウンにあるカメハメハ大王像の立っている場所から少し東方向に歩くと教会が見えてきます。
オアフ島最古のキリスト教会、「カワイアハオ教会」Kawaiaha’o Churchです。
1820年の春にボストンから初のキリスト宣教団がハワイに上陸しました。今からちょうど200年前のことです。
最初の教会は藁葺きで造られた簡素で小さいものでした。台風や火災の被害に遭い3度も崩壊しました。カメハメハ三世の命令で、海中から取り出した14000個の大きな珊瑚の塊をカヌーで運んで積み上げ、1842年に今の頑丈で壮大な珊瑚石の教会が完成しました。
最初の礼拝にはカメハメハ三世ら王族をはじめ5000人のハワイアンが集まりました。この時計塔の時計台はカメハメハ三世の寄贈したものです↑
敷地内には王国六代目の君主、ルナリロ王の墓↑やハオ王女の泉を再現した噴水↓もあります。
「カワイアハオ」とは「ハオ王女の聖なる水」という意味です。
キリスト教と共に西洋の文化もハワイに持たらされました。教会ではハワイアンの賛美歌「ヒメニ」や「チャント(詠唄)」に合わせて踊る「フラ」を通してハワイの言語と文化を永続させて来ました。
カメハメハ四世とエマ女王の結婚式を始め王族の戴冠式や冠婚葬礼も多く行われてきました。ハワイ王族との歴史的な関わりが深くとても由緒ある教会です。
教会の隣にある「ハワイアンミッションハウス史跡資料館」Hawaiian Mission Houses Historic Site and Archives は宣教師のために住居や作業場として建てられました。ハワイで最も古い木造建築物です。↑
「カワイアハオ教会」は創立200年
ダウンタウン散策の際には、イオラニ宮殿やカメハメハ大王像と共にぜひご覧になってください。
カメハメハ大王像↑
イオラニ宮殿↑
「カワイアハオ教会」には市バスで行くことができます。 ジャルパックのお客様は便利なHI BUS「ダウンタウンルート」をご利用ください。バス停ナンバーは47です。「カワイアハオ教会」のすぐ近くに停まります。
こちらは教会の敷地に立っていた大きな木です。ずっと教会を見守って来たのでしょうね。どうか皆さまと早くお会いできますように。
ハワイもだんだん日差しが強くなってきました☀️
(写真は2020年6月17日撮影)
MOMO 🌈