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ハワイ特集
ハワイでラウハラ編みに挑戦
作成日:2022.08.01 / /最終更新日:2022.05.23

<この記事は2021年4月時点の情報です>
ハワイの工芸品「ラウハラ」をご紹介します。
ハワイ語でハラは「木」、ラウラウは「葉」です。ラウハラは、ハラの木の葉を編んで作る工芸品です。
ハラの木はタコノキ科の仲間で、根(気根)がタコの足のようになっているのが特徴です。
雄木と雌木があります。
雄木にはヒナノという強い香りを放つ花が咲き、香水として使われていました。
雌の木にはパイナップルのような実がなります。
果実は砕いて、端のブラシのようなトゲは刷毛として使用し、
熟したオレンジの果実はレイを作るのに使われました。
このレイは、退職祝いなどの特別な機会に贈られるものです。
ハラの葉はとても丈夫で耐久性があります。
他のポリネシアの島々では、ラウハラを織るのに緑の葉を使うところもあります。
ハワイのラウハラは、茶色の枯れた葉を使っています。
この葉にはトゲがあるので取り除かなければなりません。
葉を洗って乾かし、竹で柔らかくした後、ローラーで平らにする。
筋に沿って葉を裂き、編み込みます。
昔のハワイには布がありませんでした。
王族もラウハラで編んだマットを敷いて寝ていたそうです。
ラウハラは、かご、帽子、枕、扇子、サンダルなどに使われています。
また、茅葺き屋根やカヌーの帆にも使われていました。
2021年3月に再開されたロイヤル・ハワイアン・センターの
ラウハラ編み物教室に参加しました。
場所は、ロイヤル・ハワイアン・センターのC棟3階のフードホール前です。
予約はオンラインで行います。
クラス受講に必要なラウの束を、受付後に受け取ります。
縫ったり接着したりせずに、ラウを織り込んでいきます。
クム(師匠)に指導してもらいながら、ラウを湿らせて織り込んでいくことで、
生地に仕上げていきます。
初めての参加でしたが、終わった時にはみんな笑顔になっていました。
作品は独特の味わいがあり、旅の思い出になると思います。
歴史ある伝統工芸品に触れる貴重な体験を、
次回のハワイ旅行のプランに加えてみてはいかがでしょうか。