＜この記事は2020年8月、2021年4月時点の情報です＞

数年前から、ワイキキのアラワイ運河に新しい橋を架ける計画があります。

ここで、ホノルル市の計画をご紹介します。(英語)

アラワイ運河には、アラモアナ通り、カラカウア通り、マッカリー通りと3つの橋があります。

しかし、ダイヤモンドヘッド近くのカパフル通りからマッカリー通りまでは橋がないため、

ワイキキから反対側のマッカリーやモイリイリのエリアに

行くためには、迂回しなければなりません。

マッカリー通りの橋は、自動車、自転車、歩行者の共用になっています。

(一番右が歩行者専用)

マッカリー通りの橋上から。

ワイキキ側にある、アラワイ運河沿いの遊歩道

新しい橋は「アラポノ橋」と呼ばれ、自動車は通らず、歩行者と自転車のみ通行可能です。

このプロジェクトの目的は、何よりもまず、歩行者と自転車の安全を守ること、

そして経済発展、環境衛生、レクリエーションの機会を提供することです。

アラワイ運河に追加の橋を架ける必要性については、2018年から分析が進められており、

その後、環境への影響はないと評価されています。

2019年4月にはデザインが発表されました。

アラワイ運河の山側にあるドックパーク

ワイキキと近くのユニバーシティ通りを結ぶ構想が最も有力のようです。

この橋ができれば、ワイキキからハワイ大学への自転車や徒歩での移動が容易になります。

山側、ユニバーシティ・アベニュー周辺。

奥に見えるのがアラワイ・パークで、カヌーが置かれています。

現在、バーチャルな参加型ミーティングが開催され、一般市民から意見を集めているところです。

実現までには、まだしばらく時間がかかるようですが、

新しい橋ができることで、また違ったハワイを発見することができるのではないでしょうか。