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ハワイ特集
創立200周年のカワイアハオ教会
作成日:2022.02.22 / /最終更新日:2022.02.02

<この記事は2020年6月時点の情報です>
ホノルルのダウンタウンにあるカメハメハ大王像のある場所から少し東に歩くと、教会が見えてきます。
この教会は、オアフ島で最も古いキリスト教の教会であるカワイアハオ教会(Kawaiaha’o Church)です。
1820年の春、ボストンから初めてキリスト教の宣教師がハワイに上陸しました。
今からちょうど200年前のことです。
最初の教会は、藁で作られた小さくて簡素なもので、台風や火事で被害を受け3度も倒壊したそうです。
カメハメハ3世の命により、海から取り出した1万4千個の大きな珊瑚をカヌーで運び、積み上げて
1842年に現在の頑丈で立派な珊瑚石の教会が完成したのです。
第1回目の礼拝には、カメハメハ3世をはじめとする王族を含む5,000人のハワイアンが参加しました。
この時計塔の時計台はカメハメハ3世より寄贈されたものです。
また、敷地内には、ハワイ王国第6代君主ルナリロ王の墓や、ハオ王女の泉を再現した噴水があります。
(”カワイアハオ”は、”ハオ王女の聖なる水”という意味)
教会では、ハワイの賛美歌「ヒメニ」や「チャント」に合わせて踊るフラを通じ、ハワイの言葉と文化を永続させてきました。
カメハメハ4世とエマ王妃の結婚式をはじめ、多くの王族の戴冠式や葬儀も行われ
ハワイの王族との関わりが深く、歴史的にも由緒ある教会です。
教会の隣にある「ハワイアン・ミッション・ハウス史跡・資料館」は、宣教師の住居兼作業場として建てられました。
ハワイで最も古い木造建築物です。
ダウンタウンを散策する際には、イオラニ宮殿やカメハメハ大王像と合わせて、ぜひチェックしてみてください。
これは、教会の敷地内に立っていた大木です。長い間、教会を見守ってくれていたのでしょう。
また近いうちに皆さまとお会いできることを楽しみにしています。